健康食品の栄養成分ミニ百科
健康食品の栄養成分ミニ百科
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健康食品の栄養成分ミニ百科 |
健康食品と一口に言ってもあまりにも多くの成分があり、なかなか覚えるのも大変です。 健康食品を正しく利用していただくために、各成分の特徴を、分かりやすく、コンパクトに まとめてみました。あなたもちょっとしたサプリメント博士になってみませんか。 |
青汁 |
●ビタミン・ミネラルを補給 緑色野菜からとった液で、遊離アミノ酸も多く、ビタミンC・A・Uなどを含みます。身体をきれいにし、本来の体調に戻す働きがあります。ケール、小松菜、大麦若葉などが主な原料です。 |
アガリクス茸 |
●免疫機能を高める ブラジルが原産のキノコ。β‐D-グルカンをはじめとする高分子多糖体を豊富に含み、免疫機能を高めるといわれます。また、血圧やコレステロール値を低下させる働きもあります。 |
アミノ酸 |
●基礎代謝を高める たんぱく質を形成し、また運動中にはエネルギー源にもなる体の重要な構成成分。不足すると、すぐに疲れたり、病気にかかりやすくなるなど、体調の不良を引き起こします。 |
アロエエキス |
●胃腸の働きを調整 アロエに含まれるアロインやアロエエモジン(苦味成分)、アロエウルシン(ネバネバ成分)が、胃腸の 具合を整え、解毒、殺菌、抗菌作用もあるといわれます。アロエベラ、キダチアロエに含まれます。 |
イソフラボン |
●骨粗しょう症や更年期の不調を改善 大豆に多く含まれるフラボノイドの一種で、大豆イソフラボンとも言います。女性ホルモンの不足によって 起こる更年期の不調の改善に効果を発揮します。また骨粗しょう症の予防も期待できます。 |
イチョウ葉エキス |
●血の流れを良くする イチョウ葉の抽出物に含まれるギンコライドなどの成分が、血管を拡張して血の流れを良くします。 また含まれるフラボノイド成分で抗酸化作用も期待できます。 |
ウコン |
●肝臓の調子を整える 熱帯アジア、インド原産のショウガ科の多年草。根茎を干して乾燥させ用います。 有効成分であるクルクミンを多く含み、肝臓の調子を整えます。また抗酸化作用も期待できます。 |
エキナセア |
●免疫力を強化する キク科の植物。ネイティヴ・アメリカンが古くから利用してきたことで知られます。免疫力を強化する働き があり、風邪の予防等に利用されます。 |
SOD(スパーオキシドジスムターゼ) |
●体内の毒素を消去 ストレスや飲食・喫煙により発生するフリーラジカル、活性酸素は、生活習慣病や老化の原因をつくります。 SODは、これらの毒性を消す抗酸化作用を発揮します。 |
オタネニンジン(高麗人参・朝鮮人参) |
●新陳代謝を促す ウコギ科の多年草。人参サポニンを始めとする有効成分が手足の末梢血管を広げ、血行を良くしたり、中枢 神経を刺激して消化不良などを改善します。一般の食用ニンジンとは異なります。 |
オリゴ糖 |
●腸内のビフィズス菌を増やす 大腸にある腐敗物質を排除し腸内の善玉菌を増やします。腸内にオリゴ糖を分解する酵素がないため、エネル ギー源と吸収されにくい成分です。大豆、芋類、穀物類に含まれます。 |
カキエキス |
●肝臓の働きに良好に作用 海のミルクと呼ばれるほど栄養価が高く、グリコーゲンなどの滋養成分を豊富に含んでいます。 また、タウリンは肝臓の代謝を改善し血圧を正常に保つように作用します。 |
カシス |
●眼精疲労などに 薬用や食用として利用されてきたベリーの仲間で黒スグリとも呼ばれています。 抗酸化成分として知られるポリフェノールを多く含み、中でもアントシアニンの含有量が多く、 目のピントフリーズ現象に効果的です。 他のベリー類よりも”早く、長く”パワーを発揮します。 |
カテキン |
●抗酸化成分を含有 お茶の渋味成分カテキンには、細菌の増殖を防ぐ抗菌作用や抗毒作用、血中のコレステロールを減らしたり、 脂肪の酸化を防止する働きがあります。緑茶、抹茶に含まれます。 |
ガルシニア・カンボジア |
●エネルギー代謝を活発に 東南アジアに自生するカボチャの形をしたオレンジ大の果物。乾燥果皮に含まれるヒドロキシクエン酸が 脂肪酸の生合成を抑制します。 |
γ‐リノレン酸 |
●コレステロールの蓄積を防ぐ リノール酸から体内で代謝されてできる脂肪酸。飽和脂肪酸の燃焼を助け、炭水化物を多く摂ると必要量が増します。 健康な皮膚をつくり、血中コレステロールの上昇を抑えます。 |
キチン・キトサン |
●コレステロール低下、便通改善に カニなどの甲殻類の殻に含まれるキチン、溶解性を高めたキトサンには、ビフィズス菌を増やし便通を良くする他、 コレステロールを排泄する働きがあると言われます。 |
ギムネマシルベスタ |
●糖の吸収を抑制 インド原産の植物。葉に含まれるギムネマ酸には、腸管から糖分の吸収を抑制する作用があります。生活習慣病の 温床とされる肥満を抑えます。 |
キャッツクロウ |
●関節痛の緩和 南米産のツル性植物。アルカロイドなどの含有成分が抗炎症作用や免疫力向上作用を発揮し、関節の痛みを和らげます。 血小板凝集抑制作用、血栓防止作用も |
ギャバ |
●血圧を正常化、健脳効果も 正式名は「γ‐アミノ酪酸」英語の頭文字を取ってギャバ(GABA)と呼ばれるアミノ酸の一種です。血圧の 正常化に役立つほか、脳の活動をスムースにする効果があるといわれています。 |
クエン酸 |
●疲労の回復を促します 柑橘類の酸味の主成分としても知られる有機酸の一種。細胞内でエネルギーを生産するクエン酸回路の中で 重要な働きをします。 疲労の回復を促す効果が注目されています。 |
グルコサミン |
●軟骨を作る成分 カニなどの甲殻類の殻を加工して作られる成分。軟骨、皮膚などの結合組織を構成するムコ多糖の原料となります。 膝など、関節の痛みなどに効果があります。 |
クロレラ |
●成長促進や細胞の活性化に クロロフィル(葉緑素)を多く含む緑藻植物。生活習慣病の元凶の酸性体質を弱アルカリ性体質に変え、細胞の 働きを活性化させます。抽出液は皮膚を保護する働きがあると言われます。 |
桑の葉 |
●糖分の吸収を抑制 DNJ(デオキシノジリマイシン)が、糖分解酵素の働きを阻害し糖分の吸収を阻害すると言われています。 葉を乾燥させたものは健康茶としても飲まれます。 |
コラーゲン |
●皮膚や血管などをつくる 骨や皮膚の主要たんぱく質。皮膚の張りや弾力を保ちます。動物の皮、骨、軟骨に多く含まれます。 |
コンドロイチン |
●関節の不調を抑える作用 サメ軟骨由来のムコ多糖。関節の不調などに効果があるといわれます。組織の保水性に強く関わっています。 |
ザクロ |
●女性ホルモンと同様の働きも イラン原産の果樹。果実に豊富なビタミン・ミネラルを含み、また含まれる成分が女性ホルモンの一種である エストロゲンと同様の働きをすると言われています。 |
酒粕ペプチド |
●血圧を低下させる アミノ酸がいくつか連なった構造を持つ物質で、酵母や米中のたんぱく質が分解されて生じたもの。 活性の強いペプチドで、昇圧作用のある酵素が作られるのを阻害し、血圧上昇を抑えます。 |
シジミエキス |
●血のめぐりをよくする 肝臓を強くしたり、解毒作用をスムーズにするとされるビタミンB12が多く含まれます。風味成分のコハク酸は、 血中コレステロールを抑制すると言われています。 |
ショウガ |
●血行を促進 ショウガ科の根菜。古くから薬用としても用いられてきました。辛味成分であるジンゲロンを始めショウガオール などの成分を含み、血行を促進する効果があると言われています。 |
食物繊維 |
●腸内老廃物を吸収・排泄 排便を促し、腸の内容物を排出する働きがあり、不足すると便秘や大腸の病気になることも。 また、血中コレステロールも減少させます。ダイエタリー・ファイバーとも呼ばれます。 |
スクワレン |
●皮膚を保護する 深海性のサメの肝臓に含まれる成分。細胞を活性化し、新陳代謝を促します。皮膚の健康維持に役立ちます。 |
スピルリナ |
●バランスの良い栄養補助食品 亜熱帯地方の藻の一種。フィコシアニンという抗酸化活性の高い青色色素のほか、たんぱく質、食物繊維、 葉緑素、β‐カロチンなどを豊富に含みます。クロレラよりも消化吸収に優れています。 |
セント・ジョーンズ・ワート |
●沈みがちな気持ちを解消 別名セイヨウオトギリソウ。有効成分のヒペリシンが含まれ、欧米では軽い鬱状態や、神経治療に利用されます。 薬の作用を弱める働きが報告されているため、医薬品の利用者には注意が必要です。 |
タウリン |
●カルシウム、カリウムの働きをサポート 魚肉や、貝、母乳に含まれる含硫アミノ酸。血圧を正常値に保つほか、コレステロールの沈着や、心筋からのカルシウム、 カリウムが失われるのを防ぎます。※医薬品(医薬部外品)のみ使用可能な成分です。 |
DHA/EPA |
●血中中性脂肪を低下 魚に含まれる不飽和脂肪酸。DHA(ドコサヘキサエン酸)はマグロの目の後ろの脂肪に多く含まれ、脳の働きを 良くすると言われ、EPA(エイコサペンタエン酸)は血液が固まるのを防ぎます。 |
DNA/RNA |
●細胞の中心にある核を形成 生物の遺伝をつかさどるDNA/RNAは、細胞の代謝と関係し、細胞の働きを活発にし、たんぱく質合成を促進 します。若さを保つのに役立つと言われます。 |
ナットウキナーゼ |
●血液をサラサラに 納豆のネバネバ成分に含まれます。血栓を溶かす作用で血液をサラサラにするとい言われています。納豆は豊富な ビタミン、ミネラル類を含み、中でもカルシウムの骨への沈着を促進するビタミンK2を多く含みます。 |
ナリンゲニンカルコン |
●アレルギーに対して効果 一部の品種のトマト果皮にのみ含まれるポリフェノールの一種です。強い抗アレルギー活性があることが知られ、 花粉症などに対して効果があるといわれています。 |
乳酸菌 |
●腸内菌に良好に作用 糖を分解して乳酸を作る細菌の総称。腸内の有害菌や病原菌の繁殖抑制や排除に働きかけます。植物では、乳酸菌 飲料、ヨーグルトに含まれます。 |
ニンニクエキス |
●疲労回復・おなかの調子を整える 含まれる成分に強い殺菌作用があり、風邪の予防やおなかの調子を整えるのに有効です。また、疲労回復・強壮作用 に加えて、ビタミンB1 の効果を高める働きがあると言われます。 |
ノコギリヤシ |
●前立腺肥大などを改善 北米原産のヤシの一種。抽出物に含まれる成分が、前立腺肥大を改善する働きがあると言われます。 |
ハタケシメジ |
●ホメオスタシス(人間の持つ恒常性)の強化 美味で希少な食用キノコ。β-グルカンによる免疫力の活性化を始め、食物繊維による腸内環境の改善など、 ホメオスタシスを強化。 |
ヒアルロン酸 |
●細胞に潤いを与えます ヒアルロン酸は細胞と細胞を結び付ける重要な役割をになう細胞外マトリックスの一つ で、ムコ多糖とよばれるアミノ酸を含んだネバネバした多糖類の代表です。 皮膚、関節液、大動脈、肝臓、大脳、心臓など、体の重要な臓器や器官の全てに存在し ています。その最大の特徴は、高い保水力です。皮膚の細胞をはじめ全身の細胞・器官 が潤いのあるしなやかな状態に保たれ、生体の運動を円滑にしています。 |
ビール酵母 |
●コレステロール値を下げる 醸造イースト、栄養酵母とも呼ばれます。たんぱく質を豊富に含み、ビタミンB群やミネラル、アミノ酸も豊富。 疲労回復や、コレステロール値を下げる効果があると言われています。 |
ブルーベリーエキス |
●眼精疲労などに ツツジ科の小果樹。色素成分のアントシアノサイドが、抗酸化作用を始め、目の機能を高める働きがあると言われています。 また、動脈への脂肪沈着を防ぎ、血管を保護する役割も知られています。 |
プロテイン |
●不足すると体力が低下 人体の固形部分の35%を占めるたんぱく質のこと。肉体をつくり、体組織を整える最も大切な栄養素で、内臓、筋肉、骨、 皮膚、脳、血液などの主成分となっています。体力維持に役立ちます。 |
プロポリス |
●免疫力に作用 ミツバチが集めた樹液と唾液中の酵素が作用してできた”はちやに”。各種フラボノイドを高濃度に含み、抗酸化作用を始め、 免疫作用の活性化、防腐、抗菌作用などが知られています。 |
紅麹 |
●血中コレステロールを調整 精白米に紅麹菌を加え発酵させて作られます。ロバスタチンがコレステロール合成を抑え、血中コレステロール値を 低下させると言われています。 |
ポリフェノール(ブドウ種子・緑茶由来) |
●活性酸素を抑える 植物成分の一種。ブドウ種子や緑茶由来のポリフェノールにはコレステロールの酸化を抑制し、活性酸素の働きを抑える 作用があります。 |
マカ |
●性的機能を改善 ペルー原産のアブラナ科の植物。海抜4000メートル以上の高地で栽培されています。亜鉛を始め豊富なミネラル類や アミノ酸を含み、性的機能の改善や滋養・強壮に良いと言われています。 |
マリアアザミ |
●肝臓を保護する キク科の植物。抗酸化成分のシリマリンを含み、肝臓の保護作用があると言われています。 |
メシマコブ |
●免疫力の強化 タバコウロコタケ科のキノコ。α‐グルカンなど多くの多糖類を含み、免疫力の活性化を始めとする機能増強が期待できます。 |
葉緑素(クロロフィル) |
●コレステロールを減少 植物の葉に含まれる有効成分。コレステロールを減少させ、血液の流れを改善する効果も。また抗アレルギー効果や体内 での消臭効果も知られています。 |
卵黄油 |
●体に活力を補う 卵黄中にあるコリンやレシチンがコレステロールや脂肪の代謝に有効に作用します。体に活力がつくため疲労回復などにも 利用されています。 |
ルテイン |
●眼病予防などに ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイドの一種で、網膜の水晶 体や黄斑部に存在して、光による酸化ダメージから水晶体と黄斑部を守っています。 ルテインには、白内障や加齢性黄斑変性症などの眼病を予防・改善する効果があることが確認さ れています。 体内で生産できないため食品やサプリメントで摂る必要があります。1日6㎎以上の摂取が理想 的です。1日6㎎のルティンをほうれん草だけで摂るには、毎日100gを食べなければなりません。 |
霊芝(レイシ) |
●血液の流れを良化 サルノコシカケの一種のマンネンタケを指します。血液の流れを良くし、血圧を調整する作用があると言われます。 アミノ酸、たんぱく質なども含有。 |
レシチン(ホスファチジルコリン) |
●脳の栄養素を補給 細胞膜を構成するホスファチジルコリンが主要成分。”脳の栄養素”といわれるホスファチジルセリンの原料となる他、 神経伝達物質のアセチルコリンの原料となると考えられています。 |
ローヤルゼリー |
●新陳代謝を活発に はたらき蜂が分泌する乳白色の酸味物質。含まれるたんぱく質やビタミン類が、体の成長を促します。「R物質」と いわれる物質が、新陳代謝を活発にします。 |